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季節の薬菜
1月
くわい
 クワイはイモから芽が伸びる姿を「芽でたい」とし、また、親イモから子イモが増殖するので子孫繁栄の象徴として、正月料理には欠かせません。クワイは体を温める作用があり、貧血防止作用もあり、漢方では産後の出血治療や膀胱結石にも使われる薬効の高い食材です。正月だけでなく、初春にかけてが旬です。

くわい

効能:生活習慣病予防、風邪予防、滋養強壮、便秘解消、美肌
クワイの魁茎(ピンポン玉くらいの丸い実の部分)はデンプンやタンパク質などの滋養分、カリウム、リンなどのミネラル分、B1、C、E、葉酸、ナイアシンなどのビタミン類、食物繊維が豊富です。体を丈夫にし、風邪、高血圧症、貧血症、脚気などを予防・治療し、血管の老化を防ぎます。便秘改善や美肌づくりにも効能があります。

 煮物のほかに、きんとん、から揚げ(チップ)などにしてもよいでしょう。

くわいの煮物