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情報提供
サプリと野菜
01/18 11:59
1970年代までの研究で黄緑色野菜や果実をたくさん摂取している人に胃がんや肺がんが少ないことが報告されました。これらに多く含まれるβカロチンががんの予防薬として使えるのではないかとの考えから、βカロチンのサプリを与える試験が行われました。その結果、βカロチンは肺がんを予防するどころか、肺がんのリスクを上昇させることが明らかになりました。
また、βカロチンのサプリ摂取は膀胱がんの発症率を50%高め、喫煙者では肺がんと胃がんのリスクを10〜20%高めるとの報告もあります。
このように有用な野菜から一成分だけを抽出しても、逆効果になる場合があります。黄緑色野菜や果実が胃がんや肺がんのリスクを低下させていることは確かですから、βカロチンとこのほかの成分が相乗して副作用を抑えたり、総合的ながんの予防効果を発揮させているものと考えられます。
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