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今月の仕込み
10月〜11月
かりん酒をつくろう
カリンは、食べられませんが、香りがとてもよい。かりん酒にすると、せき止めや疲労回復などの薬効がある、芳香のあるお酒ができあがります。

かりん

効能:咳止め、疲労回復、利尿、鎮痛、鎮痙
サボニン、タンニン、フラボン、カフェインを含み、鎮痙、鎮咳、利水、鎮痛、疲労回復に効能があります。

落葉後の10〜11月に樹上に残った果実を採集し、10分ほど湯通しして、縦割りにし、乾燥させます。これを生薬で木瓜(もっか)といいます。1日量約10gに水0.6ℓを加えて煎じ、半分になるまで煮詰めます。布でこして全量を3回分として食間に服用します。砂糖を少し加えると飲みやすくなります。
カリン酒:冬期に採取した果実5〜6個を、縦横6〜8個くらいに刻んで、ホワイトリカー1.8ℓに漬け込み砂糖300〜400グラムを入れます。完全に熟成するまでには半年以上かかりますが、漬けてから2ヶ月程度で美しい淡黄色になり、芳香が出てくるので飲むことができます。カリン酒は苦味(にがみ)がありますが、鎮咳(ちんがい)薬、疲労回復薬として薬効があります。
かりん酒