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シャクヤク
利用部位
食効下痢、腹痛、神経痛
効用中国の薬物書の古典「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、芍薬(しゃくやく)の効能については腹痛、知覚異常を除き、刺すような痛みをとり、また発作性の痛みをとり、利尿(りにょう)の効き目があって、神経の安定によいという記述があります。シャクヤクは、漢方の要薬であり、婦人薬として利用度が最も高く、また、筋肉の痙攣(けいれん)からくるひきつけを和らげ、腹痛、疼痛(とうつう)、下痢などに用います。
生薬シャクヤクは、播種(はしゅ)、植え付け後5年目の秋に根を堀り10センチ程度に刻み、水と砂と入れて、かき混ぜて外皮を取り去り、水洗いしてから日干しにして乾燥します。また、水洗いした後、根を熱湯で20分程度蒸すか浸して乾燥します。これを生薬(しょうやく)で、生干芍薬(しょうぼししゃくやく)といいます。
漢方処方にある芍薬甘草湯は、芍薬3g、甘草3gを1日量として、急に起こる筋肉の痙攣による痛みに効き目があります。胃痙攣、神経痛、胆石などの疝痛発作には1日量を煎じて1回に服用します。小児の夜泣きには1/4に減量して与えます。