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行者ニンニク
利用部位茎・葉・鱗茎
食効持久力増強、動脈硬化、がん予防、強精、抗うつ
効用行者ニンニクは北の大地に自生し、その効果から厳しい修行を行う行者が好んで食べる野草として知られてきました。行者ニンニクには、におい成分の一つメチル・ジアリル・ジスフィドは体脂肪を効率よくエネルギーに変える作用をもっており、持久運動を増強する働きをします。また、メチル・アリル・トリスルフィッドには、動脈硬化が原因の脳梗塞心筋梗塞などの予防となる血小板凝集阻害作用があることが明らかにされています。がん予防効果が期待できます。含有アミノ酸のアリインは血清中のテストステロン(男性ホルモン)を増加させます。男性ホルモンが減少すると「イライラ」「うつ病」「性的機能低下」「メタボリック症候群系の疾病」を発症させることが知られています。
利用方法食材
食べ方行者ニンニクのにおいは酵素アリナーゼの作用によります。このにおいを消して、食べやすくするためには、傷つけずに高温で加熱したり、冷凍することが有効です(ただし、長期冷凍保存すると薬効が失われます)。また、豚肉や卵などのビタミンB1を含む食材と一緒に加工するとにおいが消えます。
行者ニンニクをあらかじめ冷凍し、手早くみじん切りにして、豚ひき肉などと混ぜて加工します。餃子やハンバーグ、シュウマイ、つくね、卵焼き、卵とじにしたり、また、生卵にまぜて、ラーメンのトッピングにしたりします。