利用部位 | 果実・葉 |
食効 | 食欲増進、健胃、整腸、利尿、解毒 |
効用 | 山椒(さんしょう)は、芳香辛味性健胃、整腸剤とされています。成分のサンショオールやサンショウアミドは大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるとされていて、胃腸の働きの弱くなった消化不良や消化不良が原因の胸苦しさ、みぞおちのつかえ、腹の冷え、腹部のガスの停滞、それに伴う腹痛に効果があります。 |
利用方法 | 副食材、飲料 |
食べ方 | サンショウは木の芽田楽、つくだ煮、香辛料として親しまれています。葉も果実もサンショウ特有のさわやかな芳香と小粒でもぴりりとした辛味があります。やわらかい新芽を摘み取り、生のまま木の芽あえ、あえもの、佃煮、吸い物に香りづけ、彩りに添えます。種子は枝をつみ、数時間水につけ、茹でて保存し、つくだ煮やちりめん山椒にしたり、料理に使います。 信州の下伊那(しもいな)地方では1日1粒ずつ果実を食べると疲れがとれるといわれています。 |
飲料用法 | 山椒酒:サンショウの果実(乾燥)100グラム、ホワイトリカー1.8リットル、グラニュー糖200グラムを6ヶ月程度おいてから、材料を引き上げ、布でこしてから、芳香健胃、整腸、腸内ガスの放出、解毒、食欲増進に1日に1杯飲用します。1日に2回を限度とします。食欲不振の場合は食前に飲用します。 |
注意事項 | 山椒(さんしょう)は、刺激が強いので、炎症性やかいよう性、発熱性のような激しい病気の場合は使用を避けます。 |