利用部位 | 果実・皮 |
食効 | ヘスペリジンが老化防止、生活習慣病予防、風邪予防、便秘解消、美肌 |
効用 | 昔から「蜜柑が出まわる事は医者は暇になる」といわれています。果実はもとより、袋や皮にも薬効があります。皮を干したものを、生薬で陳皮(ちんぴ)と呼び、風邪薬や七味とうがらしの薬味に使用します。 温州みかんには、クリプトキサンチンという発ガン抑制効果のある色素が含まれています。皮の内側の白いすじ(甘皮)には、ヘスペリジンというみかん特有のビタミンが多量に含まれ、血管内の活性酸素を除去し、動脈硬化を予防します。袋には食物繊維のセルローズやペクチンが含まれ、腸の動きを刺激し、便秘を解消し、糖尿病を予防します。また、カリウムが血液中のナトリウムを排泄し、高血圧を予防します。酸味成分のクエン酸や糖質が、疲労を回復させます。 |
利用方法 | 食材、入浴剤 |
食べ方 | ミカンには多くの薬効がありますので、食べる際にはなるべく袋ごと食べましょう。 |
入浴剤 | 陳皮の入った湯に入浴すると、香油成分により、血行が促進され、湯冷めせず、髪はつややかになります。 |