利用部位 | 種子 |
食効 | 強烈な下剤、生葉は蜂、毒虫のさされに |
効用 | 利尿、殺虫を兼ねた峻下剤として下半身の水腫や尿閉症に用います。 |
利用方法 | 薬剤 |
生薬 | 9〜10月に種子を採取して天日で乾燥します。果皮は、からからに乾いたら取り除き、種子だけを集めて乾燥させます。これを生薬で、牽牛子(けんごし)といいます。用い方は煎剤としては1日量2〜5グラム、粉末として用いるときは、1日量0.5〜1.5グラムを服用しますが、空腹時によく効き目があります。 |
注意事項 | 強力な下剤作用は含有されるファルビチンによるもので、腸粘膜を始め下腹部に充血をきたして、蠕動(ぜんどう)運動を亢進(こうしん)して寫下(しゃげ)効果をあらわします。そのため作用は強烈ですから使用に際しては、用量を間違えずに過量を用いないことが大切です。 |