生薬 | 花期に全草を抜き取り、土砂を洗い落として乾燥したものを車前草といい、秋に結実した花穂を切り取り、新聞紙の上に広げて天日で乾燥すると種を自然に集めることができます。これを車前子といいます。下痢止め、咳止め、止血、強壮には、車前草を刻んだもの1日量10グラムに0.5ℓの水を加えて、煎じながら約半量まで煮つめたものをこして、3回に分けて食間に服用します。咳止めには、車前草を刻んだもの10gに甘草(かんぞう)を3グラム加えて前記のように煎じ煮詰めます。1日に3回食間に服用します。利尿には、車前子を1日量5〜10gに0.3ℓの水を加え約半量になるまで煮詰め布でこして、3回に分けて食間に服用します。 |