利用部位 | 根・花・種子 |
食効 | 滋養強壮、強精 |
効用 | オタネニンジン(薬用人参)は、強壮薬の代表とされるもので精神的にも肉体的にも活力を増強して不老長寿、強精などを目的として利用されてきていますが、体内の新陳代謝機能の増進や内分泌の促進、精神安定作用、中枢興奮作用などの幅の広い薬効が知られるようになりました。 とくに、副腎皮質ホルモンの分泌を促進する作用は、ホルモン欠乏症に外部からホルモンを与えるものと違って、体自身がホルモンを作る作用を助ける間接的な作用なだけに、薬としてのもっとも理想的なものであると言えます。 |
利用方法 | 飲料 |
生薬 | 本畑に移植して5〜6年のものを9〜10月ころに掘り取り、水洗いして土を取り除き天日でよく乾燥させます。やや黄色がかった白色となりますので白参(はくじn)といいます。日本薬局方での「人参(にんじん)」はこの白参をいいます。 |
飲料用法 | 人参酒:生品か白参(はくじん)のどちらかをホワイトリカーや焼酎に漬けて、3ヶ月したらさかずき1杯程度を飲用します。 |
注意事項 | 血色がよくて元気な人が飲用すると鼻血が出たり、頭痛となったりすることも知られています。つまり、元気な人は飲む必要が無いということです。 |